金型について
金型とはなんですか
たい焼き器やたこ焼き器のように、同じかたちのものを大量に作るためのものです。
金型に用いるアルミと鋼材の違いはなんですか
アルミは良好な機械加工性(加工のし易さ)が特徴で、硬度の高い鋼材よりも加工時間の短縮が図れます。
簡易金型の利点はなんですか
型材にアルミを使用したり、できるだけ簡易的な金型構造にすることで、量産金型に比べて納期の短縮を図りやすくなっています。
カセット金型 (交換ダイセット)の利点はなんですか
モールドベースを弊社内で規格化し、共用しているので、モールドベース分の費用と製作期間がかかりません。半面、成形をする際には金型を組み替える必要があるため、専用金型よりも成形費用がかかります。
納期はどのくらいかかりますか
簡易的な形状ですと弊社規格のカセット型を使用して金型製作からサンプル出しまで2週間~で対応可能です。
金型の改造をすることはできますか
改造内容にもよりますので、ご相談ください。数多くの試作金型製作に携わってきた実績があります。
金型の保管はお願いできますか
弊社で製作した金型は、ご希望に応じて保管を承っております。
小ロットで生涯生産数が少ないので金型費用を抑えられませんか
生涯生産数量が少ない場合は、カセット金型(交換ダイセット)を推奨しています。
アルミ金型と調質鋼での金型製作どちらが良いか分からないのですが
弊社はアルミ金型の製作ノウハウに加えて、NAK、HPM などの HRC40 前後の調質鋼や SKD61 の焼入れ鋼材 での金型製作技術があるため、製品の形状、材質および生涯生産見込み量に応じて、使用する金型の材質を決めております。
アルミ型は何ショットぐらい成形できますか
実績では1,000ショットで金型が機能しなくなった、逆に100,000ショット成形してもほとんど損傷が見られなかったケースがあります。
アルミ金型にシボはかけられますか
アルミ金型にシボをかけられます。![]() |
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アルミ金型を磨くことはできますか
アルミ金型でも、ABS 樹脂の成形品に艶が出るよう磨くことができます。
磨きはどのくらいまでできますか
磨きについては砥石、耐水ペーパーなどは#2000まで、さらに細かい磨きが必要な場合はコンパウンドやラッピングペーストで仕上げていきます。
磨き方は金型材質によって異なります。
例えば、製作事例に掲載している柄の長いスプーン「SNOPPO」は金型材質にアルミを採用しています。
SNOPPOの磨きは#1500まで磨いた後、特殊な研磨剤をいくつか使用し鏡面に近い状態まで磨いています。アルミは鉄よりも柔らかいため一般的には磨きづらいと言われています。
アルミを磨く際は力加減や使用する研磨剤次第では金型表面に傷が入るため、アルミに適した磨きのスキルが必要になります。
3Dモデルがなくても金型を製作することはできますか
金型製作の設計時には3Dデータが必要になります。
3Dモデルがない場合は、3Dモデルの作成から承ることがあります。
お客様から提供いただくイメージ図、図面や現物からデータ作成することができます。
データ作成は工数によって費用が異なりますので、ご希望の内容を営業にご相談ください。
3Dモデルデータしかない場合でも金型を製作することはできますか
製作可能です。
射出成形に適した製品形状に修正できますか
弊社では試作段階で量産時に起こりうる問題を想定して形状の提案を行う場合がいくつかあります。
現物しかないのですが対応可能ですか
現物しかない場合、現物から測定・3Dスキャンを行い、3Dデータが作成できるものであれば対応が可能です。
手書きで書いた図面でも大丈夫ですか
手書きの図面(ドラフターを使わないフリーハンド)だけで金型製作を完結するのは不可です。
アルミ型の納品は可能ですか
アルミ型での製作をご依頼いただいた場合、金型の引き渡しはしておりません。
成形について
成形方法は何ですか
弊社では、熱可塑性樹脂の射出成形を行っております。
どのような成形材料を扱っていますか
熱可塑性の樹脂で PP、PE などの汎用樹脂や ABS、POM、PC、PA、PBT、PPS などのエンジニアリングプラスチックが成形可能です。ガラス入りの成形材料も、含有量 30% 程度まででしたら、一部取扱いできるもの がございます。
どの程度の製品サイズまで製作可能ですか
およそA4サイズ × 厚さ60mm内におさまるものであれば製作できます。
成形数量は何個から注文できますか
弊社は小ロット成形を得意としており成形数1個のご注文からお受けいたします。
成形材料の調達もお願いできますか
調達可能な材料、不可能な材料がありますのでご相談ください。
材料の色付けはできますか
材料の調色は大きく分けて①ドライカラー、液状カラー ②マスターバッチ ③着色ペレット(コンパウンディング)の3工法に分けられます。
インサート成形は可能ですか
インサートする物品によりますが、可能です。![]() |
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成形品の後加工をお願いできますか
後加工ではナットの熱圧入を行う事があります。射出成形時に金型内にセットするインサートでは対応できないナットの規格、製品形状などが対象です。要求される内容によっては対応が難しい場合もございますので、一度ご相談ください。それ以外の後加工(印刷、塗装、接着なと)に関しましては、基本的には社内では対応していません。協力会社で対応できるものは製作間に打ち合わせをし仕様を確定の上協力会社に依頼をしております。
インサートやアウトサートに使用する部品の調達はできますか
対応できるものとできないものがございます。![]() |
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透明な成形品の製作はできますか
少々の黒点を許容していただけましたら、透明な成形品を製作することができます。弊社では様々な材料を使用して成形を行っているため、黒点が出やすい環境です。透明な樹脂では様々な成形実績があります。具体的な例としては、製作事例でも掲載しているPS(ポリスチレン)で成形したシャーレ、トライタンで成形したSNOPPOなどがございます。
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透明な成形品をするのにおすすめの材料はありますか
お客様により様々な要望があるので、これがおすすめと決め打ちは出来ませんが
透明な樹脂だと、ミヨシで成形実績のある代表的なもので以下のものがあります。
どのくらいの大きさの製品サイズが得意ですか
弊社が得意としているのは手のひらサイズまでの大きさです。
アルミ型は何ショットぐらい成形できますか
実績では1,000ショットで金型が機能しなくなった、逆に100,000ショット成形してもほとんど損傷が見られなかったケースがあります。
金型製作後のトライ成形で、立会成形はできますか
金型製作後のトライ成形には、ご希望に応じてお客様が成形の場に立会う立会成形を実施いたします。
試作について
金型の製作前に、製品試作を行った方がよいでしょうか
製品試作は出来るだけ行ってください。
製品試作はお願いできますか
対応可能です。3Dプリンタや樹脂切削、真空注型といった工法にて試作品を製作できます。![]() |
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試作品を1つだけ製作したい場合でも対応可能ですか
試作品の製作も対応しております。
部品加工について
部品の加工をお願いしたいのですが、可能でしょうか?
はい、部品の加工も承っております。
お取引について
注文の際の取引条件を教えてください
原則として検収後1か月以内に「現金(銀行振込)でのお支払い」をお願いしています。
金型はどちらの資産になりますか
原則として金型はお客様の資産となり、弊社でお預かりして成形をさせていただく形となります。
その他
以前製作をお願いしていた会社が廃業してしまい、
金型の状態、金型の形状によって対応の可否を検討させていただいております。
個人で作りたいものがある場合でも対応可能ですか
個人の方でも3D(iges、step、x_t形式)データがございましたら対応可能です。